四百七十年の歩み
開創
戦国の世より、法灯を守り継ぐ
龍澤山 玄忠院 大巖寺。その始まりは、戦国の世・天文二十年(1551年)に遡ります。千葉氏六党の一つ、原胤栄夫妻を開基に、道誉貞把上人を開山として創建されました。
「大巖寺」の寺号は、極楽浄土に聳え立つ大いなる巌(岩)のように、人々の心の拠り所となることを願って名付けられたと伝えられています。
天文二十年
原胤栄夫妻を開基、道誉貞把上人を開山として創建
天正十八年
徳川家康公より関東入部後、最初の寺領安堵を賜る
慶長十五年
浄土宗関東十八檀林の一つに選定される
平成二十三年
本堂・書院が国登録有形文化財に指定
徳川家との御縁
関東入部後、最初の寺領安堵
天正十八年(1590年)、徳川家康公が関東に入部した直後、大巖寺は関東で最初に寺領を安堵された寺として歴史に名を刻みます。
これは家康公が当寺の歴史と格式を重んじた証であり、以後、大巖寺は徳川幕府との深い繋がりを持ち続けました。
宝物殿には、家康公より賜った朱印状をはじめとする貴重な史料が大切に保管されています。
浄土宗関東十八檀林
念仏の道場として
檀林とは、江戸時代に設けられた浄土宗の僧侶養成機関です。大巖寺は慶長十五年(1610年)に「関東十八檀林」の一つに選ばれ、多くの僧侶を輩出してきました。
現在も念仏修行の場として、別時念仏会をはじめとする伝統的な修行が続けられています。
国登録有形文化財
往時の姿を今に伝える
平成二十三年(2011年)、本堂と書院が国の登録有形文化財に指定されました。
本堂は江戸時代後期の建築様式を色濃く残し、荘厳な佛殿として往時の姿を今に伝えています。内部には美しい天井画や繊細な彫刻が施され、訪れる人々を静謐な空間へと誘います。
書院は住職の居住空間として使われてきた建物で、格式高い造りが特徴です。
境内のご案内
山門
参道の入口に佇む荘厳な門。春には桜に包まれます。
本堂
国登録有形文化財。阿弥陀如来を本尊としてお祀りしています。
書院
国登録有形文化財。格式高い造りの建物です。
鐘楼
除夜の鐘が突かれる鐘楼。108の煩悩を払います。
宝物殿
家康公からの朱印状など貴重な史料を展示しています。
庭園
四季折々の美しさを見せる日本庭園です。